ハンドルアップクランプピン for MV AGUSTA F4

 最近のスーパースポーツはハンドル位置が低くシートが高いくせに、車体がコンパクトな事もありポジションが楽になりましたね。

 

 MVアグスタF4シリーズはそんな流れなど関係なし!長めの燃料タンクを両肘で包み込むような麗しいポジションです。

 

 すいてる道路を気持ちよく流してる時は車体との一体感が最高に気持ちよいので、前傾のキツさなど気になりませんが渋滞などに巻き込まれると・・・・・ちと辛いです。

そこで出来る限りハンドルを高くしたい。

ただ高くするにもカウリングが低くマウントされてますので限界が目の前です、そもそも美点であるスタイルや乗車姿勢を大きく変えたくも無いので、ハンドルを上げたって言わなきゃ判らないレベルでOKです。

 

写真で判るかな?トップブリッジとハンドルの間には僅かな隙間が空いてます。

ざっと5~6㎜位。

ほんの僅かですが、この隙間をゼロにします。

 

ハンドルの取り付け高さとハンドル絞り角度を決めてるのは、クイックリリ-スのクランプ部分のヒンジピンです。

ヒンジの部分から上に突き出した長さの分だけトップブリッジとハンドルの間に隙間が出来ます。

 

と言う事で、このヒンジのピンを突き出しの無い物に交換します、と言ってもそんな物が見当たらないので作ります。

ステンレスで作りました、突き出し部分以外の寸法はノーマルとほぼ同じ物です。

ハンドルの絞り位置決め用の突起は付いていますので絞り角度の変更は出来ません。

ただ変更しようと思っても、タンクとカウルの干渉を考えるとこの絞り角しか選べません(切れ角を減らせば別ですが)

 ですので位置決めの突起は残しました、有った方が左右の取り付け角度の位置決めがやり易いし安全です。

ノーマルとの比較です。

before
before
after
after

ハンドルのクランプヒンジ部分

交換前と交換後です。

 

交換にはEリングの取外しが必要です。


 

前から見た所です、スクリーン越しで少し蛍光灯が写りこんでます。

 

アクセル側(左)は交換前でクラッチ側(右)は交換済みです。

 

僅かな違いですが、いくぶん姿勢が楽になります。

カウルとのクリアランスはこんな感じ

ハンドルを左右に切っても、絶妙にどこにも当たりません。

ただハンドルをいっぱいに切った時にグリップを握っている右手の人差し指付け根辺りがカウルとスレスレになります。

プロテクターの付いたグローブ着けてると当たりますね・・・確実に。

 

少し外側を握れば大丈夫です、あくまでもハンドルを目いっぱい切った時だけですので少しお気をつけ下されば大丈夫。

 

2本セットで¥4.800円(税抜き)です。

 

交換はそんなに難しく有りませんがハンドルは重要部品ですので自信のない方はショップでやってもらいましょう。

 

クランプボルトのメーカー指定締め付けトルクは10 N·m(1 ㎏・m) です